小・中学生の好みは電子よりも紙の書籍
光村図書出版(株)(東京都品川区)は、第4回子どもの「好き」に関するアンケート調査を実施し、その調査結果を公表した。同調査は、全国の小・中学生を対象に、学習や遊びなどに関わる質問を行い、子どもたちの好みや関心・意欲などについて調査・分析することを目的としている。第4回となる今回は、4月23日の「子ども読書の日」にちなみ「本と読書」をテーマとして実施した。
同調査によると「お子さんが好きな本のジャンルは何ですか(複数回答)」では、全体では1位「物語(小説)」(34.2%)、2位「事典・図鑑」(26.6%)、3位「科学・テクノロジー」(21.8%)の順となった。小・中学生別に比較すると、小学生は、1位「事典・図鑑」、2位「物語(小説)」、3位「科学・テクノロジー」。中学生は、1位「物語(小説)」、2位「スポーツ」、3位は「科学・テクノロジー」と「歴史・地理」の同率となった。
「お子さんは、1ヵ月に何冊ぐらい本を読んでいますか(単一回答)」では、全体の6割超が月に1冊以上の本を読んでいると回答。また、3冊以上の回答の合計は30.2%となっていることから、約3人に1人が1ヵ月に3冊以上の本を読んでいることがわかった。小・中学生別に比較すると、7冊以上という回答が、小学生11.9%に対して中学生5.5%であり、中学生では小学生の半数程度となることがわかった。
「お子さんは、読みたい本を手に入れるとき、どの方法が好きですか(複数回答)」では、全体では、「書店(実店舗がある書店)で買う」(55.4%)、「図書館(学校図書館を含む)で借りる」(53.0%)という回答がそれぞれ半数以上となった。小・中学生別に比較すると、小学生では「図書館(学校図書館を含む)で借りる」が、中学生では「書店(実店舗がある書店)で買う」が、それぞれ1位となった。
「お子さんが、読みたい本を手に入れるとき、普段いちばんよく利用しているのはどれですか(単一回答)」では、全体では、1位「実店舗がある書店」(48.6%)、2位「学校図書館」(25.2%)、3位「地域の図書館」(14.4%)の順となった。小・中学生別に比較すると、小・中学生ともに1位と2位は全体の1位・2位の回答と同じだが、3位は、小学生が「地域の図書館」、中学生が「オンライン書店」となり、違いが見られた。
「お子さんは、紙の書籍と電子書籍を読むことのどちらが好きですか(単一回答)」では、全体では、「紙の書籍が好き(好き/どちらかといえば好き)」が約6割、「電子書籍が好き(好き/どちらかといえば好き)」が1割超、「電子書籍を読んだことがない」が約3割となった。
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