2023年卒業予定学生調査(5月)-内々定率は65.5%
(株)マイナビ(土屋芳明社長)は、2023年卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した、「マイナビ2023年卒大学生 活動実態調査(5月)」の結果をこのほど発表した。
それによると2023年卒業予定の大学生・大学院生の5月末時点での内々定率は65.5%(前年比5.6pt増)、平均内々定保有社数は2.1社(前年比0.1社)と、前年比増で推移した。2023年卒は前年に引き続き、政府主導ルールにより6月1日より採用選考開始となっているが、5月末の段階で内々定率が6割を超える結果となった。
同調査の設問で「今月の大学への登校日数」を聞いたところ、前年で最も多かった「今月は大学に登校していない」は8.8%(前年比21.7pt減)と大きく減少した。また「今月就職活動について相談した相手」の質問では、「友人(大学内)」「大学の教授」「就職関連の大学教員・キャリアセンター」が前年を上回った。企業の採用意欲の高さに加え、大学での就職活動に関する相談や情報交換が前年より活発化し、学生の就職活動が後押しされたことも、内々定率が高く推移している背景のひとつだと思われる。
「現在就職活動で最も注力して行っていること」については、「面接」が61.8%と最も大きな割合を占めた。
「面接を受ける中で、企業に対して良い印象を抱いたことはあるか」という質問に対しては、自由記述で回答してもらったところ「笑顔で話しかけてくださり、緊張もほぐれました」や「相槌を打ってくださったり、質問の内容を分かりやすく説明してくださった」など、笑顔や相槌によって安心したという回答や、面接後のフィードバックや学生から面接官への「逆質問」での対応に関する回答など、企業とのコミュニケーションに好印象を抱いたという声が寄せられた。
逆に「面接を受ける中で、企業に対して悪い印象を抱いたことはあるか」という質問に対しては、「まったく笑顔がなかった、姿勢や態度が悪かった」や「話を終える前に打ち切られてしまったことがある」といった、面接官に笑顔がないことやコミュニケーションが十分に図れないことで感じた不安・不満に関する回答があった。
なかには「(オンライン面接で企業側の)カメラがオフだった」などオンライン面接ならではのケースもあった。
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