京セラドキュメントソリューションズ（株）（安藤博教社長）は、オフセットコート紙に対応した商業用高速インクジェットプロダクションプリンター「TASKalfa Pro 55000c」を発表した。

　同社は、京セラグループの技術資産と総合力を活かした枚葉デジタルインクジェットプリンター「TASKalfa Pro 15000c」の販売を2019年に開始し、商業用印刷分野へ新規事業参入している。今回、新たに発表した「TASKalfa Pro 55000c」は、オフセットコート紙への対応を実現している。

　同プリンターは、オフセット印刷と同等の印刷品質を実現するとともに、高い画像維持性を誇り、京セラ製1,200dpiのインクジェットヘッドと、線や文字の輪郭部を精細に再現するエッジスムージング技術によって、なめらかで豊かな階調再現と高精細な印刷が可能である。高耐久設計でありながら、コンパクト設計で、商業印刷市場におけるTCO（Total Cost of Ownership）削減と合わせて、グラフィックアーツの領域において新しい選択肢を提供する。