コダックジャパンと三菱王子紙販売（株）は8月29日、合同記者発表会を開き、KODAK TRENDSETTER プレートセッターと現像処理薬品を必要としないドライ方式 三菱製紙サーマルレーザーフィルムTRF-IR830を活用した、次世代の製版フィルム出力ソリューションを発表した。

　今回、発表した新ソリューションは、イメージセッターに代わる製版フィルム出力ソリューション。スクリーン印刷、フレキソ印刷、プリント基盤製造などの分野では、一般的にフィルムが使用されている。しかし、近年ではイメージセッターの老朽化や部品供給の終了などが問題となっている。今回の新ソリューションは、その課題を解決するもの。具体的には、TRENDSETTERで製版フィルムを出力。使用するサーマルレーザーフィルムTRF-IR830は、高画質でスクリーン印刷、フレキソ印刷での印刷適正を有し、現像を必要としない環境にやさしいフィルムとなっている。さらにTRENDSETTERは、TRF-IR830だけでなく、CTPプレートも出力することができる。

　今後、両社では、製版フィルム出力業務を必要とするユーザーを中心に新ソリューションを提案・販売していく。