ハート、「アップサイクル」から生まれた名刺用紙2種類発売
閉じる
ハート(株)は、廃棄処分される素材を資源として有効活用し、付加価値を与え、新たな製品へと生まれ変わらせる「アップサイクル」による名刺用紙を発売した。
「アップサイクル」は、原料の状態に戻してから再生産するリサイクルに比べ、素材をそのまま利用することで、製造時に消費されるエネルギー量が削減されるというもの。廃棄物そのものの発生と消費エネルギーを抑制する、持続可能な循環型経済を促進できる取り組みとして注目されている。
今回、この「アップサイクル」による名刺用紙として同社が発売したのは、「たま殻CoC」と「エシカルコットン」の2種類。「たま殻CoC」は、たまごの殻を粉砕し、パルプと混ぜ合わせた生成りのホワイト色。たまごの殻10%配合で、森林認証パルプを原料に使用したCoC製品である。
一方、「エシカルコットン」は、アパレル繊維50%配合で、コットンの確かな風合いを感じさせる嵩高紙。衣料を細かく裁断し、パルプと混ぜ合わせている。
なお同社では、オリジナルマークを用意し、該同製品の購入者を対象に、このオリジナルマークのデータを提供している。