ハイデルベルグ社（ドイツ）は、印刷会社のエネルギー効率を大幅に高め、同時にコストを削減する方法について、専門家からの情報、アドバイス、ヒントを紹介する印刷会社向けのキャンペーンを開始。今後数ヵ月間にわたり、いくつかの主要な問題に焦点を当て、キャンペーンを展開する予定。
　キャンペーンの開始にあたり、同社はスピードマスターXL106のエネルギー効率を紹介している。それによると1990年のスピードマスターCD102-6+Lと現在のスピードマスターXL106-6+Lを比較した場合、1,000枚あたりのエネルギー消費量が13.8kWhから8kWhへと、40%削減されていることが確認できる。
　今年4月からは、ドイツ国内限定でスピードマスターXL106にエネルギー測定器を標準装備する予定。これにより、ユーザーは印刷機のエネルギー消費量を恒久的にモニターできるようになる（測定単位：1,000kWh）。さらにキャンペーンの二つ目のテーマでは、省エネ生産を可能にするスピードマスターの周辺機器による省資源化の可能性を紹介していく。