KOMORI、連携強化を目的にKP-コネクトAPIの開発に着手
(株)小森コーポレーション(持田訓社長、以下、KOMORI)は2月2日、印刷産業のスマートファクトリー化を推進するソフトウェアであるKP-コネクトと各機器の連携を強化することを目的に、KP-コネクトAPIを開発することを発表した。
KOMORIは、スマートファクトリー化に必須となるワークフロー全体の連携において、これまでJDF、CSV、ダイレクトリンクでの連携を進めてきた。今後、加工工程や物流などの他業種、JDF連携が難しい分野を含めて接続を可能にするために、KP-コネクトAPIを開発、提供していく。これにより、さらに幅広い工程・製品(機器)とKP-コネクトをスムーズに接続することが可能となる。
具体的にはKP-コネクトのデータを広く活用してもらうことを目的に、クラウド経由のAPIを開発していく。これにより、集計・分析の自由度が増し、ユーザー独自の視点での稼働分析が可能となる。また、KP-コネクトは、国内外ユーザーの稼働実績情報を収集し保有しており、このビッグデータとなりうるKP-コネクトの情報を、アライアンス企業、サプライヤーと共有することで、新たな提案や課題解決など、APIを介したデータ活用が可能となる。今後は、ユーザー、アライアンス企業、サプライヤーに提供していく。
なお、APIの公開は2023年10月を予定している。