Koenig&Bauer社は、印刷・パッケージ製造におけるエネルギー効率を可視化するエネルギー管理システム「VisuEnergy X（ビジュエナジーエックス）」を発表した。
　この新しいエネルギー管理ソリューションは、受信した消費電力データを自動的に処理し、わかりやすい構造で個別にカスタマイズ可能なダッシュボードに表示。機械に接続されたすべての機器の消費量を記録し、この消費量を生産量との関連で分析することで1,000枚あたりのエネルギー消費量など、ジョブ固有のパラメータを計算できる。また、エネルギーデータだけでなく、温度や湿度などの生産に関連するパラメータを含むようにシステムをアップグレードすることも可能だ。消費電力データの自動記録、分析結果の視覚化、適切な対策の提示、専門的なエネルギーコンサルティングの3つの要素で生産の効率化を実現する。
　なお、提供方法はSaaSソリューションとして、サブスクリプション方式となっており、まずドイツ、オーストリア、スイスのユーザーを対象に提供を開始。その後、2023年初めに全世界に展開される予定。