ハイデルベルグ社（ドイツ）は、印刷会社向けのプリネクトワークフローを完全に刷新し、クラウドで利用できる「Prinect Direct」として提供していく。
　新たなワークフロー「Prinect Direct」は、印刷会社の完全自動運転印刷への新たなマイルストーンで、新しいワークフローのすべての機能は、クラウドベースアプリの形で順次ユーザーに提供されるようになる。
　プリネクトアプリは、時間をかけながら徐々に導入される予定。「 Prinect Direct 」 ワークフローは、将来的には現在の商業プロセスと生産プロセスの分離を解消し、単一のワークフローで対応する機能を提供していく。これにより、印刷会社の収益性が向上し、自動化のポテンシャルを最大限に活用することができる。また、ユーザーは、昨年発表されたハイデルベルグプラスカスタマーポータルを介して、プリネ クトアプリにアクセスすることができる。また、ソフトウェアの更新は印刷会社の稼働を妨げることなくオンラインで行われる。
　ハイデルベルグ社のソフトウェアソリューション責任者クリストファー・ベルティ氏は、「新しいクラウドベースの『Prinect Direct』によって、ハイデルベルグはスマートプリントショップのコンセプトに沿って、印刷会社の自動運転印刷に向かって大きな一歩を踏み出した。新しいプリネクトアプリは、ジョブの作成から完成した印刷物の納品まで、印刷会社の生産プロセス全体にわたって、手動で行っていたステップをほぼ排除する」と述べている。