リコー、独自印字技術がセブン-イレブンの商品パッケージに採用
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(株)リコー(山下良則社長)のサーマル印字技術「ラベルレスサーマル」が、このほど(株)セブン-イレブン・ジャパン(永松文彦社長、以下、「セブン-イレブン」)の商品パッケージに採用された。
今回、採用されたリコーのラベルレスサーマルとは、リコーが開発したサーマルインクを包装材であるフィルムに部分コーティングし、その部分にサーマルヘッドやレーザー装置で熱を加えることにより直接印字するもの。セブン-イレブン店舗で発売したサラダ3種類のパッケージに同技術が採用され、原材料などの情報が直接印字されている(約1,700店、期間限定)。
従来、セブン-イレブンでは、それらの情報が印字された紙ラベルをパッケージの裏面に貼り付けていたが、リコーの技術により、その紙ラベルは不要となり、環境負荷低減に貢献できる。また、必要な情報を裏面から天面に移すことで、原材料、アレルゲン等の情報の視認性が向上。さらに製造工程においても、紙ラベルの貼り付け作業や消耗品であるインクリボンの交換の手間が不要になり、小売り・流通業界など幅広い分野で生産性の向上を実現する。