ミヤコシ、ブックブロック加工機発表-HSF2021で実機公開
閉じる
(株)ミヤコシ(本社/千葉県習志野市、宮腰亨社長)は10月12日開催のオンライン発表会において、新開発のブックブロック加工機「MVB10A」の市場投入を開始したことを発表した。
「MVB10A」は、これまで市場で高い評価を得ているバリアブル平綴じ機「MVB」を進化させ、バリアブルブックブロック加工機として開発。大きく分けて給紙部、プラウ折り部、加工部、スタッカー部で構成。加工工程としては、用紙を所定の大きさに折り加工を行った後、カット、区分けを行い冊子(ブックブロック)状に集積され、無線綴じ機へと排出する。加工速度は、条件にもよるが最大で毎分160mの仕様となっており、20.5インチの最大給紙幅でB6からA4までのサイズを排出可能。さらにデジタル印刷機との互換性を重視し、プリセット機能を充実化させ、自動化を各部に施すことで従来機と比較して、ジョブ替え時間を4分の1に短縮している。
同発表会では、今年9月発表したシングルタワー両面フルカラーインクジェットプリンター「MJP20EXG」とインラインで接続し、印刷からブックブロック加工までの実機デモンストレーションが披露された。
なお、「MJP20EXG」と「MVB10A」をインライン接続したデジタル書籍印刷生産システムは、10月18日から22日まで、ホリゾン本社びわこ工場内のHorizon Innovation Parkにおいて開催される「Horizon Smart Factory 2021」において実機展示およびデモが披露される。