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都インキ、自然由来原料使用の次世代型印刷用インク開発

 都インキ(株)(大阪市鶴見区、 原田邦夫社長)はこのほど、SDGs目標達成に大きく貢献する次世代型印刷用インクとして、 不動インクを再生することによってCO2削減を実現する「サステナブルブラックインク」(特許出願済)と、 持続可能な自然由来のバイオマス原料を配合した「サステナブルインク」を開発。共同開発した(株)ダイトクコーポレーション(本社/石川県金沢市大野町、 小畠寛祐社長)へ先行販売した後、今年11月から一般販売を開始する。
 ユーザーで不要在庫となったインクを回収してバイオマス素材に独自の技術によってオフセットインクとして再生させたもの。2年前に商標登録を出願し、昨年末の認可取得を機に本格的な開発に取り組んだ。脱墨性を含め、 様々な規格がある中で「最高レベルのものを作る」という観点から、開発に当たっては 原材料のバイオマス化をはじめ、 リサイクル、 印刷スピード、 乾かすための光源、 LEDや省電力タイプのUVの光源に十分対応したインクを目指した。印刷会社でのテストにおいてあらゆる条件をクリアできたとして今回の発表に至った。
 開発には事業再構築補助金が使用されており、同時に大阪府の「経営革新」の承認も受けている。

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