エプソン、PrecisionCoreプリントヘッドのラインアップ拡充
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セイコーエプソン(株)は、商業・産業領域において廃棄物の削減や環境負荷の低減が可能なデジタル印刷への転換加速に対応するため「PrecisionCore(プレシジョンコア)プリントヘッド」のラインアップを拡充。ノズルレベルでのインク循環機能を初めて搭載した「D3000-A1R」をはじめとする合計3商品を開発し、2021年度下期より発売する。
「D3000-A1R」は、ノイズレベルでのインク循環に対応したことでノズル近傍の水分蒸発に伴う不具合を防止し、継続して安定した印刷を行うことが可能となり、装置設計およびインク設計の自由度が向上。1,200dpiの解像度と高周波駆動を実現することで既存のアナログ印刷に匹敵する画質・速度をデジタル技術で再現できる。
「S3200-A3」は、従来品「S3200-A1」に対して、周波数は24kHzのままでインク滴サイズを1.4倍に増加。テキスタイルや段ボールへの印刷のような印刷対象物とヘッドとの距離が広い状態でも高い印字品質と高速印刷の両立が可能。
「I3200(8)-A1HD」は、従来品「3200(4)-A1」に対して、ノズル解像度を最大1,200npi(2色使用時)に増やしたことにより、同シリーズの特徴である使いやすさとコンパクトさはそのままに、より高精細な画質を実現する。