リコー、ラテックスインク搭載の大判インクジェットプリンター
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(株)リコーは、サインディスプレイ市場に向けて、ロールメディアに印刷して壁紙や懸垂幕、タペストリーなどを制作する大判インクジェットプリンター「RICOH Pro L5160e/L5130e」を3月15日に発売する。
新製品は、従来機に比べ、生産性と操作性が向上。3つのインクジェットヘッドをスタガ配列することで一度に広い面積の印刷を実現し、さらに速乾性のあるラテックスインクを採用することで、従来のソルベントインクで必要だった乾燥時間を削減し、標準モードで印刷速度25平米/hと前身機と比べ、約2倍の印刷速度を実現する。
水性ベースでVOCが極めて少なく特別な換気を必要としないラテックスインクを採用することで、屋外・屋内の広告や壁紙を高速で印刷でき、紙・布などのノンコートメディアや、塩化ビニールやターポリンといった幅広いメディアへの出力が可能となっている。また、CMYKインクに加え、オレンジとグリーンのインクを搭載し、CMYK4色では再現しにくい華やかなオレンジや明るいグリーンの表現を実現し、POPなどの表現力を高めている。さらに、ホワイトインクを下地として使用することで、PETなどの透明素材でも本来の色鮮やかさを再現できるため、ウィンドウグラフィックスなどのアプリケーションへも高画質な印刷が可能。