テクノロール、既存スペース活用の低価格半自動立体倉庫開発
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テクノロール(株)(本社/大阪府和泉市テクノステージ、畑中一辰社長、電話0725-53-3933)は、低コストで収納品の増加と管理能力を高める半自動式立体倉庫「TEC自動走行ラック2.0(特許申請中)」を開発し、1月から販売を開始した。
同立体倉庫は、高額な投資を必要とする全自動方式とは異なり、市販のラックを使用する半自動式のために低価格を実現しているほか、奥行や段数などは規格内から自由に選定できるため、導入設置にあたっては建物から用意するものではなく、既存の倉庫や物置、余剰スペースなどに合わせて設定できるなど汎用性に富んだシステムとなっている。
操作は、タッチパネル方式の操作盤からの指令によってせり出されたラック上の収納品をフォークリフトで取り出すという仕組みで、必要幅はラックプラスフォークリフトの通る幅、高さはフォークリフトが対応する範囲内で可能である。
従来の固定ラックや通常棚と比較して2〜3倍の収納を低コストで実現でき、工期が短いことも特長のひとつと言える。
安全対策としては、地震やフォークリフトの衝突などによる走行ラックのズレや転倒防止設計のほか、常にエリアセンサーによって人や車の進入を監視し、仮にこのセンサーが働けば直ちに走行ラックは停止するが、予め操作盤での安全キー操作がない限りシステムは作動しない。
現在、同社の第四工場内に4段、10列のシステムが稼働しており「百聞は一見にしかず」。希望者の見学に応じていく考えだ。
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