京セラ、解像度1,200dpiインク循環モデルのIJプリントヘッド開発
京セラ(株)(谷本秀夫社長)は、インクジェットプリントヘッドの次世代モデルとして、「KJ4B-EX1200」を開発。12月から販売を開始した。
同社は、大型の一体型ピエゾアクチュエータ(ファインセラミックスの圧電効果を利用してインク吐出の原動力を生み出す部品)を採用することで、ヘッド内の画質を均質化し、より高画素な印刷を実現する「KJ4 EX」シリーズを開発し、今年4月から600dpiモデル「KJ4B-EX600」販売している。このたびの「KJ4B-EX1200」は、そのシリーズ第2弾となる製品で、主にグラフィックを中心とした幅広い印刷用途向けのインクジェットプリントヘッド。解像度1,200dpiのインク循環モデルで、多彩な印刷対象物に対応し、従来モデルに比べ25%高速で高画質な印刷を実現した。
今回発売のモデルに加え、今後、より汎用性の高い大滴モデル、UV対応可能モデルなど、順次ラインアップを拡充していく考え。