SCREEN GA、CxF特色色合わせソリューションを共同開発
(株)SCREENグラフィックソリューションズ(SCREEN GA)はこのほど、正確な色管理を可能にするCxF(カラーエクスチェンジフォーマット)データ生成の作業効率を大幅に改善する特色色合わせソリューションを、ドイツのCGS ORIS社と共同開発した。
ラベル・パッケージ業界では、ブランドカラーの忠実な再現のため特色が多く使われており、その中でも特色印刷においては、正確な色管理手法の一つとしてCxFが約10年前から採用されている。CxFは従来の特色ベタの測色とは異なり、特色の中間調やインクの透過率などを保持するため、正確な色再現が可能だが、CxFデータの生成には対象とする特色ごとに中間調パッチの印字や測色が必要であり、データ生成・管理に膨大な時間がかかることから、その普及は限定的となっていた。
今回、両社は、独自開発のアルゴリズムにより、限られた特色ベタの測色データから中間調を自動的に予測してCxFデータを生成する技術を開発。これにより、CxFデータ生成の作業効率が大幅に改善されるため、効率良く精度の高い特色を再現できる。その結果、異なる印刷機でも同じ色を再現できるとともに、データ化されたCxFを色管理手法として使用することにより、オペレーターのスキルに左右されない色管理が可能となる。
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