トッパン・フォームズ（株）は、顧客への事務通知を低コストかつ安全に実現する「InfoProtect/インフォプロテクト 往復はがき」を発売した。
　これまで、企業から顧客に個人情報の記入・返信を依頼する際は、返信はがきと保護シール、宛名状など複数の印刷物を封筒に入れて郵送していた。今回、保護シールと往復はがきを一体化したことにより、個人情報の記入依頼がはがきだけで対応できるため、郵送費、部材などを合わせたトータルでコストを封書の約3分の2に低減できる（10万通製造時、同社試算）。
　さらに、ユーザビリティを重視し、記入後は、宛名面をすべて剥がして2つ折りするだけで、シール面と情報記入面が正確に貼り合わさり、1枚の返信はがきになる（意匠登録出願中）。
　今後は、口座振替依頼書、支払方法変更届、住所変更届、本人確認、クレジットカード有効期限確認、アンケートなど個人情報の保護が必要な通知物をターゲットに、金融機関や公共業界を中心に拡販。返信されてきた顧客情報のデータ化まで請け負うBPO連携も可能で、2023年度までの累計で5億円の売上を目指す。