共同印刷（株）（藤森康彰社長）は、長年データプリントやBPOで培ってきた個人情報の取り扱い実績や「口座開設Webアプリ」でのオンライン手続きサービスの実績を生かして、マネーロンダリング防止およびテロ資金供与対策（AML/CFT）における金融機関の継続的顧客管理を支援するサービスを開始した。
　金融庁が発表した「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」では、金融機関は、提供する商品や顧客の属性などを勘案してリスクを特定・評価し、そのリスクに応じた継続的な顧客管理を行うことが求められている。しかし、すべての顧客情報を管理するためには業務負荷とコストが課題となっていた。
　同社では、これら課題に応えるため継続的顧客管理における顧客情報の取得を支援するサービスの提供を開始。同サービスの特徴は「顧客の負荷や不備を大幅に削減するWebアプリによる運用」「金融機関が導入しやすい顧客調査の設問設計や処理フローの構築」「PODによるDM発送で在庫レスを実現」「高いセキュリティ環境下での業務運営」の4点で、これにより金融機関の業務負担とコストの最小化を実現する。