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東洋インキ、透明性や物性を保持 - UV硬化型抗菌ニス開発

FLASH DRY AMBシリーズ

 東洋インキ(株)(山岡新太郎社長)は、UV硬化型抗菌ニス「FLASH DRY AMBシリーズ」を開発した。
 UVオフセット・UVラベル印刷に使用できる、抗菌性を付与したコーターニス、OPニスで、コーターニスは抗菌加工製品の抗菌性試験方法であるJIS Z 2801に基づき、大腸菌、黄色ブドウ球菌に対して有効であることを確認済み。また、一般的に抗菌性と透明性はトレードオフの関係になるが、今回の開発品では従来品同等の透明性や物性を保持したことも大きな特徴である。なお、抗菌製品技術協議会(SIAA)が制定する、抗菌性・安全性・適切な表示を満たした製品にのみ表示できる「SIAA抗菌マーク」を今年9月中に取得予定。
 今後同社では、今回確立した抗菌性処方化技術を応用展開し、一般UVランプ硬化ニスやLED等の省エネルギーUVランプ硬化ニス、さらには環境対応の観点から昨今需要が高まっているバイオマスニスなど、UV硬化型抗菌ニスのラインナップを拡充していく考え。また現在、軟包装パッケージ用途においてもグラビア印刷、フレキソ印刷用抗菌コート剤の開発に取り組んでおり、さらに抗菌性付与に留まらず、抗ウイルス性も視野に入れた開発に注力していく。

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