トーヨーケム、粘着剤でバイオマス度80%を達成
トーヨーケム(株)(東京都中央区、町田敏則社長)は、パッケージやラベル、テープに使用するバイオマス度80%の高バイオマス粘着剤および、再剥離性を有するバイオマス粘着剤を開発した。
同社は業界に先駆け2018年にバイオマス度20%の粘着剤を開発し販売しているが、このたび粘着剤の主要原料であるポリマーをバイオマス原料から合成することで、粘着剤としては画期的なバイオマス度80%を実現した。バイオマス度80%の粘着剤を使用すると、従来からの石油由来粘着剤と比較して粘着剤燃焼時に約40%のCO2を削減できる。
また、従来バイオマス粘着剤では困難であった再剥離の機能を付与した粘着剤もラインアップに追加した。同社の粘着剤は、生分解、バイオマス、ハイソリッド、水性など様々なアプローチによる環境対応製品をラインアップしている。同社はポリマー・テクノロジーから生まれた要素技術をユーザーニーズとマッチングさせ、イノベーション製品を開発することで環境負荷を低減し、循環型社会の実現に貢献していく方針。
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