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共同印刷、高濃度アルコールに対応するアルミ積層構成フィルム開発

さまざまな生活者ニーズに対応可能

 共同印刷(株)(藤森康彰社長)は、アルコール成分の浸透によってデラミネーション(層間剥離)を起こさず、安全に高濃度アルコール(エタノール)が充填できる食品・飲料向けのアルミ積層構成フィルムを開発し、提供を開始した。
 パウチ包装は、「使い切り」や「携帯可能な少量包装」、「業務用の大容量包装」などの生活者ニーズにも柔軟に対応するなどの特性を持つ一方で、食品に適した材料を用いたアルミ積層構成フィルムに濃度の高いアルコールを入れるとアルコール成分の浸透によってデラミネーション(層間剥離)が起こりやすくなることが課題となっていた。
 今回、開発したアルコール(エタノール)充填が可能なアルミ積層構成フィルムは、アルミ積層部のラミネート強度を低下しづらくする独自技術を駆使することで、この課題を解決。同開発品の使用により、高濃度のアルコール成分を含む食品や飲料をパウチ包装へ安全に充填することが可能となる。また、パウチ包装は、ボトル容器に比べて形状の自由度が高いため、用途やユーザビリティに配慮したカスタマイズも可能となっている。

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