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モリサワ、UDデジタル教科書体が子ども向け総合百科事典に採用

「読みやすい」が評価され、解説文の書体として採用

 (株)モリサワ(森澤彰彦社長)の「UDデジタル教科書体」が、2021年11月に(株)ポプラ社が発売する「総合百科事典ポプラディア第三版」に採用された。
 「総合百科事典ポプラディア」は、全国の小・中・高等学校や公共図書館で広く採用されている子ども向け総合百科事典。今回、10年ぶりの全面リニューアルにあたり、紙面全体を通してUDフォントを採用。小・中学生や教員を対象にアンケート調査を実施し、「読みやすい」と人気の高かったUDデジタル教科書体が解説文の書体として採用されることになった。
 UDデジタル教科書体は、筆書きの楷書ではなく硬筆やサインペンを意識し、手の動きを重視した教科書体。書き方の方向や点・ハライの形状を保ちながらも、太さの強弱を抑えたデザインで、ロービジョン(弱視)、ディスレクシア(読み書き障害)にも配慮した書体である。学習指導要領に準拠した字形で多様な子どもたちの読みにも配慮していることから、教育現場などで活用が広がっている。

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