ハイデルベルグ社、折り丁の完全自動積紙システム開発
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ハイデルベルグ社(ドイツ)は、ポストプレス分野のさらなる生産性向上と使いやすさを追求した革新的なソリューションとして、デリバリで折り丁を完全自動で積むスタールフォルダーPスタッカー(アームロボットシステム)の提供を開始した。
スタールフォルダーKH82-Pのようなハイパフォーマンスな折り機のデリバリでは、オペレータは折り作業中にパレットへ毎日約7トンの折り丁を積んでいる。折り丁の1束は8kgまでにもなることもあり、1分あたり最大5回、デリバリから排出されている。このため作業現場では、生産スピードの減速や定期的な休憩、またはアシスタントによる補助を行うことでオペレータの肉体的負担軽減を図っている。
ハイデルベルグ社では、この課題解決に向けて工業用アームロボットシステムをベースに、独自開発のグリッパーテクノロジーを使ってやさしく確実に折り丁をつかみ、積紙することができるスタールフォルダーPスタッカーを開発した。
6軸産業用ロボットを採用したスタールフォルダーPスタッカーは、800×1,200mmサイズまでのパレットを使うことができる。スタールフォルダーKH82-Pと併用することで高い生産性と効率性を折りのプロセスで実現し、オペレータの負担も軽減する。これによりオペレータは、空いた時間を品質管理などの業務に割り当てることができる。なお、Pスタッカーの最初の出荷は、今年の10月を予定している。
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