タイププロジェクト（株）（東京都練馬区、鈴木功社長）は3月16日、都市フォントプロジェクトのひとつとして、名古屋をイメージして開発した「金シャチフォント 姫」の発売を開始した。
　「金シャチフォント 姫」は、漢字・仮名・欧文のそれぞれの独自性を活かしつつ、書体全体としての調和を図った新鮮かつ挑戦的で、華やかなフォント。個性的で豪華な飾りの要素を取り入れた漢字と、平安時代のたおやかな女手（女手の呼び名は、平安時代に漢字の使用が制限されていた女性たちが、歌や日記などで平仮名を使っていたことに由来していると言われている）を手本にした古典的な香りのする仮名、巻き髪のような装飾的なデザインの欧文からなり、日本語の視覚表現にこれまでにないきらびやかな彩りをもたラしている。
　なお、「金シャチフォント 姫」は3月16日より、同社オンラインショップでの販売およびTPコネクトでの提供を開始している。