エプソンは、コントローラー内蔵の6軸（垂直多関節型）ロボット「VT6L」に、設置環境の幅が広がる「クリーン仕様」と「プロテクション仕様」の2モデルを追加し、12月3日より受注を開始した。
　「VT6L」は、可搬重量が6kg、アーム長は920mmで、電子・電気部品や自動車部品の人手による単純な搬送、組み立て作業などを自動化することに適した6軸ロボットのエントリーモデル。本体とコントローラーの一体化により、スペースが限られた場所でも設置が可能。
　「クリーン仕様」は、クリーンルーム内での電子・電気部品などの組み立てなどの作業などで使用できる。また、「プロテクション仕様」は、高い規格レベルの防塵・防水性に対応し、部品の研磨作業などを実施している環境において設置可能となり、ロボットの活躍の幅が広がる。さらに、「クリーン仕様」、「プロテクション仕様」対応でありながら、本体が低価格なため、これまでロボットによる自動化に踏み切れなかった企業も人手作業の置き換えに利用することができる。