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共同印刷、過去のまんが電子書籍画像を高解像度化する技術を開発

モノクロ/カラーイラストとも、左が超解像前、右が超解像変換後の画像

 共同印刷(株)(藤森康彰社長)は、過去に制作された小さいサイズのまんが電子書籍画像を文字や線のガタつきを抑えて滑らかに拡大する技術「eComicSR」を開発した。
 「eComicSR」は、デジタル処理によって画素を補完し高解像の画像を生成する「超解像技術」。2018年6月に開発した「eComicScreen+」で作成した「モアレを抑えた大サイズ画像」をAIに学習させることにより、線や文字の滑らかな拡大を実現した。また、「eComicSR」はEPUBファイルの入力に対応しており、入力画像の天地サイズが1,200ピクセルの際に最も効果を発揮する。
 今回の開発により、過去作品は「eComicSR」、新作は「eComicScreen+」と、いずれの場合でも、より自然で高品質なまんが電子書籍を作成することが可能となる。
 同社は、この「eComicSR」と「eComicScreen+」を出版社などに向けて提案し、まんが関連の受注拡大に努め、2年後(2021年度)に売上10億円をめざしていく。

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