ユポ、ヤマハが楽器コンタクトセンター(素材)にユポを採用
(株)ユポ・コーポレーション(藤原英幸社長)は、ヤマハ(株)(中田卓也社長)、(一財)小林理学研究所(山本貢平所長)と三社共同で、合成紙ユポを使用したエレクトリック・アコースティックギター向けコンタクトセンサーを開発。同製品は、今年5月25日に新製品としてヤマハより発売される。
今回、共同開発したコンタクトセンサーは、弦や本体の振動を電気信号に変換する圧電素子に、新しく開発した「圧電特性を有するユポ」を使用。薄くて柔らかい素材特性を持つユポを使用することで、同センサーは、セラミックを圧電素子とした従来のセンサーと比べ、高感度かつ広帯再現性を有し、ギターの演奏で生じる楽器本体の振動をより忠実に電気信号へと変換できるようになっている。同センサーをピックアップとして搭載したエレクトリック・アコースティックギターは、従来のピックアップでは拾いきれなかったサウンドホールから出る弦振動のまとまり、一弦ごとの余韻、フィンガリング時のタッチ感、高音域の倍音成分によってもたらされる空気感や繊細な音を再現し、アコースティックギターを生音で弾いている時の感覚を呼び起こすことができる。
なお、同センターは、アコースティックギター「FG/FS RedレッドLabelレーベルシリーズ」のエレクトリック・アコースティックギターモデル「FGX/FSX」に採用されている。
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