帆風、4Dプリンティングシステムを活用した新サービス開始
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(株)帆風(東京都新宿区、犬養新嗣社長)は4月19日、同社・竹橋プリンティングセンターにおいて記者懇談会を開催し、今年2月に導入した4Dプリンティングシステム「オムニファイア250」を活用した新たなサービスの概要などについて説明した。
開催に先立ち、挨拶した須藤高幸取締役は、「『印刷』というと紙媒体をイメージする方が多いと思う。『印刷』は、紙だけにとらわれない、様々な活用方法がある。その『印刷』の魅力をコンシューマ市場からBtoB市場への発展させる設備として当社は、オムニファイアを導入した」と、今回の導入に至った経緯について説明した。
3次元オブジェクトに対応した4Dプリンティングシステム「オムニファイア250」は、ハイデルベルグ社の独創的な4D印刷技術を利用して、立体形状のあらゆるオブジェクトへの印刷を実現する。様々な形状、大きさ、素材の立体物に360度の加飾が行え、顧客のニーズにあわせて柔軟にカスタマイズが可能。これによりサッカーボールやペットボトルなど、大量生産される消費財にパーソナライズ印刷することができる。
同社では、オムニファイア250導入と同時にフルカラーで1個から作れるボールプリントサービス「MyBO+(マイボプラス)」を立ち上げ、サービスを開始。同サービスでは、サッカーボールなどにオリジナルデザインや写真などをプリントできるほか、誰でも簡単に注文できるようバリエーション豊富なテンプレートも用意されている。