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鈴木紙工所、弥富市の文鳥文化に貢献する紙製栞発売

紙製栞「もちっとぶんちょう」

 紙製品の加工製造を行う(株)鈴木紙工所(愛知県弥富市、鈴木裕一社長)は、弥富市の特産である文鳥をモチーフにした紙製栞「もちっとぶんちょう」を発売する。
 金魚の特産地として知られる弥富市は、白文鳥発祥の地として文鳥養殖の長い歴史と文化もある。しかしながら近年、文鳥農家は激減し、現在は市内に2軒のみ。文鳥組合はすでに解散している。
 そんな中、隣接する愛西市の佐屋高校の学生が文鳥の繁殖プロジェクトを数年前に発足させ、農家の繁殖技術を承継しようと奮闘している。
 また、弥富市歴史民族資料館では、文鳥職員の「ぶんちゃん」が昨年5月に誕生し、その愛くるしい人懐こさから、改めて多くの文鳥ファンが弥富市に注目し、訪問するきっかけにもなっている。
 しかし一方で、弥富市には訪問者の記念となる土産品が少なく、文鳥にまつわる商品もほとんどなかった。
 そこで、地元で長年事業を営む同社が文鳥グッズとして「もちっとぶんちょう」を開発。商品開発にはSNSも活用し、文鳥ファンの声を反映。お餅のような座りポーズデザインなど4種類の仕様を決定した。「amazon」「mine」などの同社Web店舗で5月から販売を開始する。価格は1袋(2個入)800円(税込)。
 発売を記念して、5月11日に弥富市内で開催されるイベント「音フェス&文鳥マルシェ」に出店するほか、4月16日からクラウドファンディングにおいて同商品の頒布プロジェクトを実施している。

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