富士ゼロックス、商業印刷機器の保守点検業務に先進技術を採用
富士ゼロックス(株)は、(株)NTTデータ ニューソンが(株)NTTデータのR&D成果を活用して開発した遠隔作業支援のためのスマートグラス活用ソリューション「InfoMesh Visual Navigator」を、富士ゼロックスの商業印刷機(プロダクションプリンター)の保守点検業務に採用し、2019年4月より東京で、5月より全国で運用を開始する。
今回採用したInfoMesh Visual Navigatorは、スマートグラス本体にクライアントソフトを導入し、クラウド上のサーバーと連携することで、従来の遠隔作業支援機能に加え、音声で操作・制御するボイスコマンドや頭の傾きで操作・制御するジャイロマウスなどにより、完全なハンズフリー操作を実現し安全かつ効率的な保守作業が提供できる。プロダクションプリンターが高難度の保守を必要とする場合、現場にいるCEは、同ソリューションを使用することで、遠隔のサポートセンターにいる熟練CEに、現場の状況を共有し、セキュアな環境で指示を仰ぐことができる。また、プロダクションプリンター設置現場やその周りの社内風景の情報漏洩も防ぐことも可能。結果、サポートセンターが遠隔から保守作業の支援を行うことで、現場に熟練CEが出向かずとも作業支援が可能となり、高難度作業における保守時間の約3割短縮が見込めるようになる。
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