共同印刷（株）（藤森康彰社長）は、湿気・アウトガス吸収フィルム「モイストキャッチ」に易開封性を付与した、「モイストキャッチ イージーピールタイプ」を開発。2月20日からインテックス大阪で開催される「第5回インターフェックス大阪」へ初展示するとともに販売を開始する。
　モイストキャッチは、樹脂と乾燥剤を一体化した高機能材料で乾燥剤を使わずにパッケージ内部を低湿度環境に保つことができる。
　 今回、販売を開始する「モイストキャッチ イージーピールタイプ」は、「高齢者でも簡単に開けられる袋にしたい」「開封した袋の切断片による異物混入リスクを抑制したい」などの要望に応えて開発。吸湿能力やフィルムの厚さは従来と変わらずに滑らかな開封性を付与している。これにより医療機器などの取り出し性や小型センサー、電子部材向けの小さな包装袋の開封性の向上を実現している。また、包装袋端を切断して開封する必要がなく、開封後に袋の切断片が発生しないため、異物混入のリスクも低減できる。