トッパン・フォームズ、古地図と浮世絵「名所江戸百景」を絵巻物に
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トッパン・フォームズ(株)と(株)こちずライブラリ(東京都港区)は、浮世絵師 歌川広重の代表作のひとつ「名所江戸百景」を絵巻スタイルで商品化した「名所江戸百景絵巻」を発売した。
同商品は「名所江戸百景」を題材に、古地図と浮世絵、さらに日本の伝統的な図書形態である絵巻物を組み合わせたもの。119枚ある「名所江戸百景」の中から、昭和の浮世絵名工たちが厳選した珠玉の30枚を複製し、浮世絵が描かれた場所と目線を古地図で表現している。さらに天保14(1843)年に刊行された江戸の大絵図に、現代の場所との対照がしやすいよう鉄道路線図を重ねた「御江戸大絵図(路線図入り)」を写した大判風呂敷をセットにした。これにより江戸東京の地図と広重が描いた江戸の風景をあわせて鑑賞することができる。