ハイデルベルグ社、「Primefire 106」連続生産1号機が稼働開始
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ハイデルベルグ社が、drupa2016において発表したB1インクジェットデジタル印刷機「Primefire(プライムファイア)106」が、このほど米国のパッケージ印刷会社であるウォーネキーペーパーボックス社で本格生産を開始した。
ウォーネキーペーパーボックス社のPrimefire 106は、アメリカで、そして世界で最初のB1インクジェットデジタル印刷機であり、また、ハイデルベルグ社が7月に納品したシリアルプロダクション第1号機でもある。
ウォーネキーペーパーボックス社は今年10月初旬、アメリカ、カナダ、メキシコから60人以上のゲストを招いてオープンハウスを開催し、Primefire 106の性能を披露した。
ハイデルベルグ社は、drupa2016でPrimefire 106を発表してから、わずか2年半という期間でシリアルプロダクションをスタートすることに成功。すでにヨーロッパでは、パッケージ、医薬品の分野で3社のユーザーが印刷機のベータテストを開始している。とくにアメリカ、ヨーロッパ、中国における需要は旺盛でウィスロッホ-ヴァルドルフでの生産は2年先まで予定が埋まっている。