共同印刷、まんがの品質を最適化するデジタル印刷サービス開始
共同印刷(株)(藤森康彰社長)は、従来型のデジタル印刷機に比べ、まんが原稿の線やスクリーントーンの濃淡が繊細に表現でき、より自然な仕上がりを可能にしたデジタル印刷サービス「Light Black Comic Press(ライトブラックコミックプレス)」の提供を開始した。
Light Black Comic Pressでは、従来のデジタル印刷に比べ濃度値の低い薄墨のような専用トナーを使用。画像調整のアルゴリズムも、まんがに最適化させ、作家の描く繊細な線やスクリーントーンを駆使した多彩な表現の、より自然な再現性を実現している。また、一定の範囲を黒一色で塗りつぶすベタ部分で出やすかったテカリを抑えたほか、まんがに多用されるラフ紙への対応力も向上させ、紙粉汚れや紙シワなどの発生も抑制。これにより、濃淡の表現に一層幅のある、より高品質な「まんがデジタル印刷物」の製造が可能となった。
同社は、まんがに最適化したデジタル印刷サービス「Light Black Comic Press」を出版社などに向けて提案し、まんが製造に関するさまざまなニーズに応え、受注領域を拡大することで3年後(2021年度)に売上10億円をめざす。
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