共同印刷、AI技術を活用した画像処理システムを開発
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共同印刷(株)(藤森康彰)は、モアレを抑制して高品質なまんが電子書籍画像を生成する「eComicScreen(イーコミックスクリーン)」の機能を、AI 技術の活用により、向上させた「eComicScreen+」を開発した。
「eComicScreen+」は、eComicScreenの開発で得たノウハウを活用するとともに、技術者が長年にわたり培ってきた画像処理技巧をAI に学習、蓄積させることでスクリーントーンの抽出精度を大幅に向上。これにより、スクリーントーンの認識モレやムラが改善し、より自然な仕上がりを実現する。とくに画像データサイズが天地1,600ピクセル以上の高精細スマートフォンやタブレットで使用すると効果を発揮する。また、画像の処理速度が増し、作業性もアップしている。
同社は、高画質デジタルデバイスにおけるモアレ軽減により効果を発揮する「eComicScreen+」を出版社などに向けて提案し、まんが関連の受注拡大に努め、3年後に売上10億円をめざしていく。