印刷博物館、京極夏彦氏が館長に就任

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TOPPANホールディングス(株)が運営する印刷博物館の新館長に、小説家の京極夏彦氏が就任した。
印刷博物館は凸版印刷(現 TOPPANホールディングス)創立100周年事業の一環として2000年10月に開館し、以来、印刷全般を扱う日本初の本格的な博物館として、国内外から年間3万人以上の入館者を集める施設。印刷の文化的側面を研究する印刷文化学を提唱しつつ、多数の企画展を開催し、館内の印刷工房を中心とした教育活動などを通して、社会/文化の発展に貢献してきた印刷の役割と意義を広く発信している。
京極氏は、小説家として1994年、「姑獲鳥の夏」でデビュー以降、独自の世界観を持つ作品を次々と上梓し、直木賞をはじめ日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、柴田錬三郎賞など数々の賞を受賞している。日本を代表する小説家のひとりとして活躍するとともに、意匠家としての顔も持ち、印刷や造本装丁について高い見識を持つことでも知られている。