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大日本印刷、「未来の出版流通プラットフォーム」の構築を開始

コンセプトイメージ

 大日本印刷(株)は、書籍流通の選択肢を増やす「未来の出版流通プラットフォーム」構築の取り組みを2025年2月に開始した。同プラットフォームでは、書店員が売りたい本を選び、書店起点の戦略的な販促キャンペーンを可能とするとともに、製造・流通の適正化を図る。これにより「本が読まれ続ける未来」を目指す。

 この取り組みの第一弾として、DNP復刊支援サービスの提供を開始する。同サービスを活用した文庫の復刊販売を2025年5月1日から複数の書店で実施し、生活者が名作文庫と出会う機会を創出する。

 DNPは今後、全国の書店と出版社に対して同プラットフォームへの参加を促すとともに、文庫以外にもさまざまな出版物の情報をデータベース化していく。また、2026年度までに「未来の出版流通プラットフォーム」を構築し、多くの書店や出版社が利用可能なオープンなインフラを目指す。さらに、書店だけでなく、著者や生活者を起点とした本の「つくり方」と「届け方」の変革にも取り組み、本が読まれ続ける未来の実現に貢献していく。

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