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TOPPAN、スタンディングパウチで再生材使用比率30%実現

採用が決定したヴィークレア「&Cream セラムシャンプー モイスト/スムース 詰め替え」

 TOPPAN(株)は、2023年9月に開発したシーラント用リサイクルポリエチレンフィルムとリサイクルPETフィルムとを組み合わせることで、パウチに使用するフィルム全体の再生材使用比率約30%を実現した。

 シーラント用リサイクルポリエチレンフィルムとは、フィルムメーカーで製造時に発生する端材をTOPPANで再生ペレットに変換し、フィルムメーカーで製膜。食品や医療医薬品用途の製品を生産している衛生性が担保されたTOPPANの工場に、再生樹脂化の専用検証設備を導入し、製造技術、生産方法を確立。フィルムメーカーとの連携により、リサイクル原料(端材)を厳密に管理した、再生樹脂を活用したフィルムである。

 同社では今後、多層構成フィルム容器のなかでも、シーラント(ポリエチレン)の重量比率の高い詰替えパウチなど、日用品業界を中心に拡販を開始し、その後食品業界等へ展開。関連受注も含めて2025年度に50億円の売り上げを目指す。

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