TOPPANグループら、へき地医療支援のAEDドローン実証実験実施

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山梨県北杜市、TOPPAN(株)、TOPPANデジタル(株)、エアロダインジャパン(株)の4者は、AED(自動体外式除細動器)を搭載したドローンのレベル3.5自律飛行による実証実験を実施した。レベル3.5自律飛行で、AEDを集落間でドローン配送する試みは国内初。
同実証では、へき地医療での救命救急の迅速化を目的として、AEDドローンを出発地点から最大約7km離れた集落まで飛行させ、心肺停止患者の発生からAEDを使用するまでのデモを行い、その有用性を確認するとともに効率的な配置方法や飛行ルートの組み方を検証し、さらなる自動化に向けた技術的・規制的課題を抽出した。
今後、4者はTOPPANグループが持つ「ハイブリッドToF」センサーを活用した精密着陸技術やエアロダイングループが持つ自律飛行技術などを組み合わせ、北杜市での実用化を目指すとともに、AEDドローンの社会実装を推進していく。
