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TOPPAN、耐光インキを使用した水性フレキソ印刷パッケージ開発

衣料用洗剤「アタックZEROパーフェクトスティック 部屋干し」

 TOPPAN(株)は、製造時のCO2排出量や残留溶剤を削減できる「水性フレキソ印刷」で、耐光性のあるインキを使用したパッケージを開発した。同製品は花王(株)(東京都中央区)の衣料用洗剤「アタックZEROパーフェクトスティック 部屋干し」の外装に2025年3月より採用される。

 水性フレキソ印刷は、溶剤をほとんど含まない水性インキを使用することで、油性グラビア印刷と比べてVOCの排出量を削減でき、CO2排出量の削減が可能。TOPPANグループ連携によって水性フレキソ印刷で使用可能な耐光性のあるインキを開発した。水性フレキソ印刷の採用により、油性グラビア印刷を使用した場合と比べて、パッケージのCO2排出量を約7%削減することができる。

 今回、TOPPANグループで独自した耐光性を有した水性インキにより、経時による退色の抑制が可能となり、流通のライフサイクルが長い製品においても、パッケージの印刷表現をより長く保持できる。

 また、見当精度に優れる特性を活かして、「特色」を使用せずにプロセス色だけでも美しい印刷表現が可能だという。

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