大日本印刷、気候変動への取り組みで2年連続CDPの最高評価
大日本印刷(株)は、企業等の環境関連の戦略や取り組みなどを評価・認定する国際的な非営利団体CDP(イギリス・ロンドン)から、気候変動の分野で最高評価である「Aリスト企業」に認定された(気候変動分野の「Aリスト企業」は世界で346社)。
DNPは、事業活動と地球環境の共生を絶えず考え、行動規範のひとつに「環境保全と持続可能な社会の実現」を掲げている。近年、とくに地球環境に対する負荷の低減が強く求められる中、サプライチェーン全体で環境を強く意識した活動を推進している。
1972年には社内に環境専門の部署を設置するなど、早くから環境関連の課題解決に取り組み、環境配慮製品・サービスの開発、提供を推進。2020年3月には「DNPグループ環境ビジョン2050」を策定。「脱炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」の実現に向けた活動を加速させている。とくに、「脱炭素社会」の実現に向け、自社拠点での事業活動にともなうGHG排出量の2050年までの実質ゼロと、製品・サービスを通じた環境負荷の低減を目指している。2030年度までに2015年度比でGHG排出量を40%削減するという中期目標に対し、2022年度実績ですでに36・5%の削減を実現している。今回のCDP「Aリスト企業」への2年連続の認定は、こうした取り組みが総合的に評価されたもの。