共同印刷、食品包材用途に適した「におい吸収フィルム」開発
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共同印刷(株)(藤森康彰社長)は、食品の製造・処理工程で発生するにおいの原因物質を吸収し、開封時の不快なにおいを抑制する機能を持つ「におい吸収フィルム」を開発した。
新たに開発した「におい吸収フィルム」は、塗工によってにおい吸収層を設けているため、さまざまな層構成のフィルムに付与することが可能となり、既存のフィルム包材にも、におい吸収機能を追加することができるほか、フィルムの透明性を保つことにも優れている。さらに高い耐熱性を求められる包材構成にも適用できるため、レトルト食品への展開も可能となっている。
同フィルムを食品用のパッケージに利用することで、風味の低下を防ぎ、より食品本来の美味しさに近い状態で消費者に提供することが可能となる。また、高い耐熱性によってレトルトパウチにも利用できるためレトルト化による消費期限の延長が可能になるなど、食品ロス削減といった社会課題解決にも貢献する。
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