ページの先頭です

凸版印刷ら3社、軟包材フィルム水平リサイクル共同実証試験開始

印刷済の軟包材OPPフィルムの印刷を除去し、再び軟包材OPPフィルムに水平リサイクル

 凸版印刷(株)(麿秀晴社長)、三井化学東セロ(株)(本社/東京都千代田区)、三井化学(株)(本社/東京都中央区)の3社は、印刷済OPPフィルムを元の軟包材フィルムに水平リサイクルする共同実証試験を8月から開始した。

 三井化学は2022年5月、軟包材コンバーターで発生する廃棄フィルムを回収し、インキを除去してペレット化することで軟包材フィルムに再生する「RePLAYER-Renewable Plastics Layer System-」の取り組みを開始。同年12月からは凸版印刷、三井化学東セロ、三井化学の3社が共同で同実証試験の基礎検討を開始した。2023年度は本格的な共同実証試験として、凸版印刷において印刷調整時等に発生するOPPフィルムの廃材を三井化学が回収・印刷除去・造粒を行い、三井化学東セロが再生OPPフィルム化を実施する。

 3社は、同共同実証試験によって軟包材フィルムの水平リサイクルの技術およびオペレーション基盤を確立し、さらに軟包材業界におけるネットワーク拡大を通じて、軟包材フィルムの水平リサイクルの普及・発展を目指す。

注目コンテンツ