凸版印刷、モニター上の適切な色再現をクラウドで支援
凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、高精度なカラーマネジメント技術をもとに、モニターや撮影データ上で適切な色を再現するクラウドサービス「ColorSeeker」と「CAM-FIT」を開発し、本格的に提供を開始する。
「ColorSeeker」は、専門知識や特別な機材がなくても色相/明度/彩度などのカラープロファイルをWebブラウザ上で作成でき、一般的なPCモニターで適切な色を再現できるサービス。また、「CAM-FIT」は、一般的な印刷物として提供可能なカラーチャートの色変換と、より精度が求められる皮膚や高品質な印刷物など特定の用途に向けて対象物の分光反射特性を考慮した同社独自の高精度なカラーマネジメント技術を連携し、撮影画像データを精度高く変換できるサービス。この2つのサービスを組み合わせることで、色確認が可能なモニターの選択肢拡大と撮影画像データの適切な色変換を容易にし、モニターの色再現に関わる入力・出力の環境整備を実現。モニターと撮影データの双方での色再現性を高め、患者の顔や患部の色を適切に確認し診断する必要がある医療現場のオンライン診療や、美容業界のオンラインカウンセリングの普及など、印刷領域にとどまらない様々な用途での活用を推進していく。