凸版印刷、小中学生向けデジタル防災教育教材「デジ防災」開発
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凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、自然災害の対策として、児童・生徒の防災レベルを引き上げるデジタル教材「デジ防災」を開発し、提供を開始した。
近年、自然災害が激甚化・頻発化の傾向にあり、学校での防災教育の拡充が求められている。現在、防災教育のほとんどは、学校内での避難訓練が主だが、コロナ禍においては子どもたちが集まって避難訓練することが難しくなっている。
今回凸版印刷が開発した「デジ防災」は、デジタルデバイスを使用し、1回10~15分の短時間で決められた内容を学習できるため、忙しい学校カリキュラムを削ることなく、密にならずに地域や学校による防災教育の格差を是正することができる。また、児童・生徒の回答結果を可視化するシステムを搭載しているので、実際に学習内容が身についているかどうか確認することができる。
今後は、「デジ防災」を全国の小中学校に提供し、2025年までに3.5億の売上を目指す。