ページの先頭です

凸版印刷、水性フレキソとノンソルベントラミで環境型パッケージ

パッケージ製造時のCO2排出量削減

 凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、水性フレキソ印刷とノンソルベントラミネーションを組み合わせた環境配慮型パッケージを開発した。
 水性フレキソ印刷は、溶剤をほとんど含まない水性インキを使用することで、印刷においてVOCの排出量を限りなくゼロに近づけることができ、CO2排出量の低減が可能である。また、フレキソ印刷により凹凸のある紙などへの印刷について高い再現性を発揮する。
 一方、ノンソルベントラミネーションは、有機溶剤を含まない接着剤を使用した、環境に配慮したラミネーション方式で、有機溶剤を含まないためラミネート加工でのVOC排出量が大幅に削減できる。
 これらを組み合わせることで、従来の油性グラビアインキと油性ラミネーションを使用したパッケージと比較して、パッケージ製造に関わるCO2排出量を約17%削減できる。
 また、軟包装から紙製のパッケージへの置き換えにおいて、これらを組み合わせることで、プラスチックフィルムの削減効果にVOC削減効果が加わり、より環境適性の高いパッケージが提供可能。製造工程におけるCO2排出量は約20%削減できる。

注目コンテンツ