凸版印刷、メタバース上に美術館を構築するサービス開発
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凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、メタバース上に高精細な美術館/博物館を構築するサービス「MiraVerse(ミラバース)ミュージアム」を開発した。
同サービスは、オリジナル作品の色や質感の忠実な再現を追求するとともに、「ガラスケースがない」「作品の裏面を見ることができる」などバーチャル空間ならではの特徴や、アバターを介した友人や学芸員とのコミュニケーションを組み合わせた新しい作品鑑賞体験を提供するもの。繊細な版画作品は、保存のために常設されている例は少なく、複数の作品をローテーションさせながら展示していることが多い。しかし、「MiraVerseミュージアム」では名作を一堂に会して展示することで、作品間のつながりや作風の変化などを体験できる。
なお、提供開始に先立ち、広重美術館(山形県天童市)をメタバース上に構築した「MiraVerseミュージアム 広重」を一般公開。広重美術館所蔵の浮世絵「東海道五十三次」など、選りすぐった33作品を展示している。