凸版印刷、アバターの真正性を証明する管理基盤開発
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凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、昨今のメタバースへの社会的な関心の高まりを受け、自分の分身として生成されたアバターに対し、唯一性を証明するアバター生成管理基盤「AVATECT(アバテクト)」を開発した。
「AVATECT」は、アバター本体の管理や本人認証に加え、アバターにNFT(非代替性トークン、Non-fungibletoken)や電子透かしを付与するサービス。これによりアバターの不正利用やなりすましを抑止し、メタバース上でのプライバシーや著作権の保護を実現する。
今後、凸版印刷の提供する「MetaCloneアバター」や構築したメタバースの中で様々なビジネスを行う事業者などに向けて2月から試験提供を実施。複数のメタバース事業者間における同一アバターの行動分析や、それにともなうプライバシー保護の有用性の検証を経て、9月までにアバター管理事業を開始し、2025年度までにメタバース関連事業として100億円の売り上げを目指す。