凸版印刷、密封性・バリア性を付与した紙製一次容器開発
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凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、高い密封性を有する電子レンジ対応可能な紙製一次容器「ピタッと紙トレー」を開発。MAP包装のチルド食品や電子レンジ対応の冷凍食品向けの容器として2月15日からサンプル出荷を開始する。
コンビニエンスストアやスーパーでチルド販売や冷凍販売されている加工食品向けの紙製一次容器で、高い密封性を有する構造のため、紙トレーでは製品化が難しかった液状や水分を多く含む加工食品およびMAP包装しているチルド食品の製品化も可能になった。
容器表面に印刷が可能なことから外装や外箱が不要となり、従来使用されている同サイズのポリプロピレン製プラスチックトレーと紙トレー単体を比較して、プラスチック使用量を約90%削減、製造時に排出するCO2量を約49%削減できる(同社算定)。
また、スタッキング可能な形状で製函納入に対応し、専用のシールヘッドと組み合わせて一般的なトレーシーラーを活用できるため、導入時の初期投資を抑えられる。